7月2日(火)【かゆみの奥にあるもの】
先週行ってきた「第48回女性心身医学会」。テーマは「女性のライフスタイルを意識した治療戦略」でした。聞きたいテーマの講演、シンポジウムが山ほど。
こういう学会やセミナーに来たとき、興味がなかった講演や通りすがりのセミナーでおもしろい論文に出会えることがよくあります。この学会でも例によって、そういう講演と出会えることができました。
皮膚のかゆみや痛みを訴える患者さんに対して、傾聴を通して精神的にどうアプローチしていくかというお話。「かゆい」と訴えている患者さんの根本にある精神的な原因を探りながら、最終的には患者の行動変容を導いていくというもので非常に興味深いものでした。
「かゆみ」=皮膚の疾患ではなく、精神的な部分も大きく影響しているというのです。特にアトピー性皮膚炎やトリコチロマニアは、幼児期からの母親との関係が影響しているため、患者本人だけでなくその母親に対するアプローチも欠かせないのだとか……。
勉強になりました。
会場も大学ということで、久しぶりに学食で300円のラーメン。おいしかった~。