5月1日(金)【アフターコロナのはじめ方】
こんにちは。小児科・産婦人科看護師のヤゴメです。
私には魔女のような祖母がいます。週に2,3日はスイミングスクールに通い、編み物やトランプなどの趣味の会は皆勤賞。月に一度は友人との旅行を楽しみます。1ヵ月以上前に連絡しなければ会う約束を取りつけるが難しくて、一緒にショッピングに行くと歩くのが早過ぎてついていけません。
80歳を過ぎてしばらく経つのですが、きっと魔法を使って60代の体力を維持しているんだと思っています。
祖父が亡くなってから祖母は1人暮らし。それでもこんな感じで生き生き楽しく暮らしていましたが、新型コロナウイルスが彼女の生活を一変させました。1時間の散歩以外は、家で過ごしているそうです。
「おばあちゃん、気がおかしくなりそうよ!」
心配で電話してみると、大きな大きな声が返ってきました。とりあえず一安心。
普段から祖母に電話をしたほうがいいと思っていますが、なかなかできていません。そういう人は少なくないのではないでしょうか。
友人や同僚、社会的なグループとの関わりがまれ、またはない人の割合が日本の女性は14%と高く、OECDの中ではメキシコに次いで2番目。男性は16%でOECDトップです。
このうちの多くはきっと、今の祖母のような人なのだろうと思っています。 祖母の魔法の源は、たくさんの友人や支えになってくれる人なのです。
少しずつ聞かれるようになった「アフターコロナ」。
私のアフターコロナは、祖母の携帯電話をらくらくスマートフォンに買い換えるか、検討するところから始まりそうです。