2月26日(水)【基礎看護学実習Ⅱ②】
一日目の不安の帰路を経て、二日目、三日目と刻々と日は過ぎていきました。
一日ごとに自分は成長できているのか、できないことばかりに目が行き、患者さんの安全安楽を損なわせてしまっているのでは。この不安は最後まで無くなることはありませんでした。
初日や二日目で援助のシャドウイングを一度したら、次からは自分自身が主体となって必要な援助を実施していきます。
援助を行う前に、その援助を安全安楽に行うための順序・方法とその根拠を明記する援助計画書を書いてこなければなりません。しかし、その援助計画書は、患者さんという個人のフィルターから見たとき、教科書の内容と大きく変化します。教科書に書いてある必要物品が必要ない方もいれば、患者さんの私物を追加する必要があることもあります。動かせない関節があるとしたら、それに合わせて順序を変えていく必要があります。
今回の実習では、教科書通りにいかない、自分の用意してきた準備通りにいかないということを目の当たりにしました。
個別性について情報収集し、援助計画書に必要な個別性をプラスして立ててきたとしても、患者さんは生身の人間だからこそ、その日その時の状況や気持ちによって計画書通りにはいくことはほぼありませんでした。
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「準備」、「方法」、「留意点」、援助を行う上でこの3点が重要。さらに、「準備」が完璧になされていればその援助は60%うまくいったといってもいいほど、準備は大切という教師からのアドバイス。
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いくらシミュレーションをしてきたからといって、その通りにはいかない。学校で人形相手の練習では全てをくみ取れないこともある。でも、だからといって、患者さんを実験台にすることはできないからこそ、看護学生として、どのような態度で取り組み、どうのように学び、どう振り返るのかが必要であるという指導してくださる看護師さんによるアドバイス。
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何より患者さんへの援助ばかりに目が行ってしまって、その援助は何のための援助なのか忘れていないか。
自分が援助をしたいという理由で実施していないか、援助をするための根拠ははっきりしているか。
その日その日の動きを点と点で見ようとせず、全体を通した展開で患者さんを見ることができているか。
ようやく少しずつ理解が出来た上で、行動が伴うようになってきた。そうなることには、もう実習は終了間際なのです。
【写真は、相方から誕生日プレゼントでもらった4色+シャーペン。これ裏には名前の刻印がされています。相方とお揃いです。これを使って実習中テンション上げていました。】