
しんどいが毎日は続く
7月20日に投開票があった参議院選挙。
選挙期間中、私はとてもしんどかったです。
あらゆる政党の政策を聞くたびに、苦しくなって、辛くなって、自分ごとのように捉えてしまい、テレビやネットで出てくる情報も、家族や親しい人が口にする政党の話も全て自分の心を刻むようなしんどさが続いていました。
私自身、前職の健康雑誌社に勤めていた時からHSP気質がありました。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略で、生まれつき感受性が高く、周りの状況などに対して刺激を受けやすい敏感な人のことをいいます。
前職の雑誌社にて、上司が目の前でため息をついたり、たまたまドアを強めに閉めてしまったときなど、ふと自分が何かしてしまったのではないかという思いが巡り、心がザワザワします。
私がHSPを知り、自分がHSPかもしれないと思えたのは看護学生のときです。
コロナ禍だったこともあり、当時、同級生や家族との関係性や生活の中で積み重なったモヤモヤに対して、いっぱいいっぱいになってしまい、毎週決まった曜日で来てくださるカウンセラーさんの元を訪れ、お話しをしに何回か通ったことで知りました。
ただ、HSPは性格ではなく、生まれ持った気質のため、自分自身の感受性とうまく付き合って心地よい生活が送れるように、自分の気持ちに正直に過ごしていくことを大切にしています。
そうすることで、少しずつ、敏感さを和らげながら過ごしてきました。
ですが、今回の選挙のように、端的なメッセージが飛び交ったり、一定の人を排除するような言葉が連日テレビやネットで流れて、家族とそういった話をするシチュエーションが増えてくると、和らげる術もなく、ただただ心はダメージを受けていきました。
正直なところ、結果よりも選挙が終わってよかったという思いが強いです。
選挙が終わった今、こういったシチュエーションは今後何度もあらわれるからこそ、そういったときの対処法を考えていったり、しんどかった思いを肯定して、それを語り合える仲間と話したり、少しずつ自分を回復させる時期にしたいと思います。
毎日は続くからこそ、自分自身と向き合いながら、ウェルビーイングな生活が送れるように、いろんな情報をインプットして前へ進んでいきたいと思います。