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マイコプラズマ肺炎で入院

突然ですが、わたくし、マイコプラズマ肺炎にかかり、入院しておりました。

“マイコプラズマ肺炎とは、肺炎マイコプラズマという細菌に感染した呼吸器感染症のことをいいます。主な症状は、発熱、全身の倦怠感、頭痛、咳です。咳に関しては、解熱後も3〜4週間と長期にわたって続くのが特徴です。

参考:厚生労働省-感染症情報

出産以外で初めての入院。

入院期間はたったの3日間だったのですが、自分が患者の立場になったからこそ見えるものがありました。

4名の多床室に入院し、他に2人の患者さんがいらっしゃいました。

お二人共ご高齢の方ですが、日常生活はほぼ自立されていて、夜間のトイレだけナースコールで看護師を呼び、介助してもらっての生活です。

同室のうちの1人は、初めての入院とのことで不安そうな様子が同じ部屋の私にも伝わってきました。

もう1人の方も、入院生活が長く、ある程度自立しているとはいえ、常に医療従事者への申し訳ないという気持ちを吐露されていました。

高齢に伴う加齢変化によって、周りへの配慮や遠慮が顕著にあらわれますが、入院・治療という場だからこそ、こういった思いに少しでも寄り添えることが看護なのではないかと思ったのです。

とはいえ、夜勤であれば少ない人数の中、そのフロア全ての患者さんを受け持ち、看護をしなければなりません。

その中で、どのように一人一人に寄り添えるのか、言葉にするのは簡単ですが、効率や正確さ、診療の補助、緊急時の対応など、あらゆる状況を想定しながら、対応しなければならないのです。

私は、病棟という場からは離れてしまいましたが、いつでもお会いした方々の心のそばにいられたらと思います。