映画「SNSー少女たちの10日間ー」を見て、子どもたちの将来を考える
先日、「SNS -少女たちの10日間-」という映画を見ました。
成人女性が未成年という設定でSNSに登録すると、何が起こるかを検証したチェコのドキュメンタリー映画です。
言葉が悪いですが、本当に胸くそ悪くなる映画です。
性的搾取する大人がこんなに存在するなんて信じられませんでした。
しかし、そんな映画でも一人でも多くの大人に見てもらいたいと思った映画でもあります。
自分が良ければそれでいい、相手がどう思うかなど全く気にすることなく、支配欲に駆られた男性たち(中にはおじいさんぐらいの年齢の方も)が、どのように自分の欲望をむき出しにして少女たちを性的搾取していくのかが分かります。
性とは、子どもとは、SNSとは、あらゆることを改めて考えるきっかけになると思います。
それと同時に、子どもたちの情報リテラシーの啓発がどれほど大切なのかも痛感します。
この映画はチェコだけに起こっている出来事ではないと思うのです。
実際に、日本においても18歳未満のSNS利用による被害児童数は令和5年度では1665人にのぼります。1
この数字はあくまでも届け出された数字で、氷山の一角にすぎません。
子どもたちの未来はどんなことがあっても大人が搾取してはならないのです。
映画を見て、私自身、子どもに携帯を持たせるときが来ることを想像しました。
そのとき、私は子どもとどのような話をするのか。
どのようなルールを決めるのか。
どのように情報と向き合わなくてはならないのか、とにかく家族間でたくさん話したいと思います。
- 1.警察庁 統計データ https://www.npa.go.jp/policy_area/no_cp/uploads/R5kodomo.pdf
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