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誰も私の気持ちなんて分からない

先日、高校の同級生と数年ぶりに会い、ランチに行ってきました。

私たちの共通点は同級生ということだけでなく、大学卒業後に看護学校へ行き、看護師の免許を取得したということです。

高校時代、私たちが看護師になるなんて誰も想像していなかったと思います。

お互い、紆余曲折あっての看護師免許取得だからこそ、半歩後ろから客観的に看護師という職種について話すことができるのも良さだと思っています。

昔話に花を咲かせながら、あーでもない、こーでもないと会話をしている中で、その子からふと、「ひとみちゃんは、高校生のとき、誰も私の気持ちなんて分からない。っていう雰囲気がずっと出ていたよね。」と言われたのです。

だ・れ・も・わ・た・し・の・き・も・ち・な・ん・て・わ・か・ら・な・い!!!

なんて言葉でしょう!

私は、友達にそう言われてただただ衝撃でした。

わたし、そんな高校時代を送っていたっけ?

確かに、大人に見られたくて、ツンっとしてそうで、おおらかな自分を演じていたような。(←だれ。)

だからと言って、自分の殻に閉じこもるような態度を私が取っていたの?

友達は「大人になっても自分の気持ちを分かってもらうって難しいもんね。」と続けて話しました。

私は大人になった今でさえも自分の気持ちが分からないことがよくあります。

だからこそ、当時の私には誰にも言えないココロの悩みがあって、それをどう表出したら良いか分からず、そもそも表出して良いものなのかも分からず、誰かに相談できずに、そんな態度を取っていたのかなと、今の私は思いました。

高校生の私にしか分からない気持ちがあったんだろうな……。

そんな話をしているとき、ふと今ハマっているマンガが思い浮かびました。

先日、ブログで書いた「性の基礎講座」で知った、阿賀沢紅茶さんの『氷の城壁』というマンガです。(HPはこちらをクリック

このマンガを読んだ時に、思春期のときにこのマンガに出会っていたら、気持ちが救われていたかもしれないと思ったのです。

とにかく、自分の気持ちやこう思われたい、思われたくない、本当の自分、他人との距離やバウンダリー(自分と他人との境界線)などなど、絵と言葉で大切に描かれているこのマンガを大事に、大事に読み進めています。

高校生のときの私に出会ったら、「もしかしたら誰かに話すことで、その気持ち少し楽になるかもよ。」と言ってあげたいです。

【そのランチのときのお写真。この日初めて知った言葉があります。呼吸器外科は通称「コゲ」というそうです。次の日から元々知っていたかのように周りに言いふらしています。】