私のカラダは私のもの
私は、子どもが小さいことから、SRHRについていたるところで伝えてきたつもりです。
例えば、プライベートパーツについては今でも繰り返し伝えています。
人間のいのちに直接関わる「口」、「胸」、「性器」、「おしり」は場所なので、自分自身で大切に扱うこと、勝手に触ったり、見ようとしてきたりする人にははっきりNOと伝えて、逃げることが必要だということを生活の中で何度も伝えてきました。
もちろん親子の間でもです。
正直まだまだ愛おしい我が子のカラダ。おしりだって触りたいなと思ったこともあります。いやらしい気持ちではなく、かわいいという思いから触りたいのです。
しかし、親がその線引きをせずに、かわいいと思ったときにプライベートパーツを触ってしまうことは、「好き」という気持ちから、触ることを肯定的な意味づけにしてしまうことになりかねません。
いくら言葉で伝えていても、子どもたちが大きくなったときに、触られて嫌な思いをしても、相手が好意を持って触ってきたのだから、拒否をしてはいけないんだと認識してしまうことになりかねないからです。
子どもたちがもしも犯罪に巻き込まれたとしたら、好きだからしょうがないんだよと説明はしないですよね。
同性代の親同士で話すと、スカートめくりや、好きだからとちょっかいを出してくるとか昔はよくあったから~と話題にあがります。
でも、今は好きだからスカートめくりをする、ちょっかいを出すというのは間違った表現だからこそ、周りの先生や親が注意をしなければならないのです。
こういう話は親がしない限り、保育園や学校では教えてくれないのがほとんどです。
少しでも多くの方にこういった大切なことを伝えていきたいです。