6月30日(水)【成人看護学実習Ⅲ③】
発語によって関係性が構築されてきたと同時に、聞き取れない言葉も多く出てきました。
片麻痺があるため、口腔内の舌や、話すときに使う筋肉も麻痺しているため、口の中がもごもごしていて、はっきり話せないのです。
基本的な看護の姿勢として、相手の間違いを指摘しないこと、ゆっくり話すこと、目線を合わせて会話をすることなどを基本としていました。
しかし、二語文、三語文で患者さんが話してくれると、聞き取ることができず、何度も聞き返す状態が起こってしまいました。
最後まで聞き取れず、それ以上の工夫をせずに、後程謝り、その日の実習を終えました。
この時のことを振り返り、メモを使って聞き取れている単語だけでも、相手に伝えることでまた違った答え方ができたのではないかなど、反省点ばかりが浮かびます。
最終的に、看護介入を行い、様々な実施評価をすることができました。
今回の実習を通して、コミュニケーションは情報収集の手段の一つとして考えていましたが、自身の思いを伝えることの難しさ、伝わらないことの思いに寄り添えたことで、言葉に対する思いや言葉の背景について深く追求することができました。
【実習中は保育園が休みの週末、子どもを連れて遊びに行くことが中々できません。夫は土日休みではないですし、本当にこればかりはごめんよ……。】