1月20日(水)【成人セルフ②】
さて、私はクラスメイトを患者に見立てての学内での実習を、当初ラッキーと思っていた不届き者でした。
始まってみて最も感じたことは、情報収集の難しさです。
学内に電子カルテがあるわけではないので、コミュニケーションによって情報収集をしなければなりません。
事前情報は与えられていますが、必要最低限の内容しかありません。
さらに、病棟に行っていれば聞き逃したことがあっても、再度訪室し確認することが出来ていました。
しかし、今思えば看護のための訪室ではなく、記録を書くための訪室になっていたと振り返ることができます。
今までの情報収集は雑談が多く、遠回りをしすぎて、情報を聞き出していたのです。
今回の実習を経て、疾患が与える患者さんの生活への影響を考えて情報収集をすれば、聞き出したい情報は見えてくるということをようやく知ったのです。
例えば、私が糖尿病の患者さんを受け持ったとします。
その患者さんは仕事はしているのか、職種は何か、家族はいるのかなどを知ることで、退院後、自身での自己血糖測定をいつどこで行うか考えた上で情報収集をし、方法や注意点の指導や援助につなげることが出来ます。
そんなことさえも考えずにコミュニケーションを取っていたのです。
でも今回の実習で新たな学びを得られたのです。
今知れたからいーじゃない!
アップデートされた私で次の看護につなげることが出来るのです。
実習の度に思います。
本当に看護って楽しい。
看護学校での学びは本当に深い。
【実習を無事に終えた私は、一人ラーメンでお疲れ様会をして帰ったのでした。って、ラーメンデータベースでも開けるんじゃないかってぐらい食べています。】