6月22日(月)【私の場合①】
母性看護学の「産婦の看護」について勉強していた時のことです。
先生は言いました。
分娩第3期(後産期ともいい、胎児が産まれた後の20~30分のことをいう)の看護の実際として、お母さんは「自分で産んだという達成感」があるので、ねぎらいの言葉をかけ、産婦の観察を行う、という説明がありました。
「自分で産んだという達成感」?はて?
この言葉を聞いて、私はピンと来ませんでした。
そう、私は陣痛や会陰切開と抜糸は本当に本当に辛かったのですが、分娩自体は頑張っていきんで、いつの間にかお子が地球上で呼吸をし、気付いたらお腹の上に置かれていました。
これが私と子どもが最初に触れあった時の記憶。
初産だからこそ、子宮口が10cm満たなくても、不安を助産師さんに伝えて、病院内で子宮口が開くまで陣痛を迎えさせてもらいました。
子宮口全開大までのあの時間、隣りからつらそうなお母さんのうめき声が聞こえたら、助産師さんに「隣のお母さんが苦しそうなのであっち行ってあげてください」って人の心配しちゃうぐらい、陣痛は苦しいのに余裕ぶっこいていました。
でも、もしかしたらもしかすると、痛みに耐えきれず、記憶に残っていないだけなのかもしれません。
授業では、分娩時の様子のビデオを見ながら、なんて神秘的なのだろうかと涙目になって見入ってしまいました。
ビデオを見終わった後に、心の中で、お疲れ様です、おめでとうございます。本当におめでとうございますと心の中で、お声がけしました。
ビデオの中に映るお母さんの達成感、しっかり感じることが出来ました。
【10月に出産するオペナースの友達。勉強を教えてもらうという口実で、出産についてのあーでもないこーでもない話で盛り上がったのでした。】