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6月12日(金)【ウイルスを見て健康を見ず】

こんにちは。小児科・産婦人科看護師のヤゴメです。

6月になって、最高気温が30℃を超える日がチラホラ。今年は新型コロナウイルスの影響でマスクをする人が多く、熱中症が心配という声をよく耳にします。

「今のところ、マスクで熱中症のリスクが上がるという確固たるデータはありません。真夏にマスクをして出歩くという経験を、人類はあまりしてきませんでしたから……。」

救急医療で働く医師が、こんなコラムを書いていました。なるほど、マスクを着けて過ごす夏なんて、人類史上初の試み。正解は誰にもわからないからこそ、気をつけなければいけません。

このコラムではさらに熱中症の仕組みから、マスクで熱中症が増えるかを考察。結論は、顔を覆うことでは増えないだろうけど、水分補給がしづらいことで増えるかもしれないというものでした。

これには私も納得。なぜならつい先日、その現場を目の当たりにしたから。本当に久しぶりに、採血に失敗したんです。それも若者のピチピチの血管で。実はこの患者さん、職場でお水を一滴も飲んでいませんでした。マスクを外すことが気になって、水分補給できなかったそうです。脱水になると血管は奥に潜み、さらに張りがなくなるので採血がすごくしづらい。倒れるほどの脱水でなかったのが救いでした。

新型コロナウイルスという目の前の敵にばかり気を取られがちだけど、健康という大きな枠組みを忘れて戦ってはいけないと実感。そのために必要な答えはきっと、これまでの歴史が教えてくれるはずです。