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3月6日(金)【ハグするヒーロー】

こんにちは。小児科・産婦人科看護師のヤゴメです。

「美は #競争ではない」

化粧品ブランドSK-Ⅱが、「美しさにおける望まない競争」について、女性アスリートとともにSNSで発信しています。サーフィンの前田マヒナ選手は他のアスリートと比べられることについて、「見た目がどうとか、振る舞いがどうとかで批判されるのです」「私の競争は世界最高のアスリートになるためのもので、どんな見た目であるべきかではないのです」「私は私らしく生きていると、誇りをもって言えます」と語っています。

私は小児科・産婦人科看護師ですが、気になる競争があります。それは「多くの女性がやせたいと望んでいる」こと。今の日本ではやせている女性が多くて、その結果、基準よりも小さい赤ちゃんの割合が先進国一高いのです。その対策が、国のプロジェクトとして行われているほど。

「小学生から、お母さんの指示で食べちゃダメって言われたと聞いたことがある」

先日、Twitterでこんなツイートが流れてきました。コメント欄を見ると「私も経験ある」とか、「160cmある娘を45kgまでダイエットさせて喜ぶお母さんを知っている」などと書き込まれていました。

お母さんは女の子にとって一番身近な存在だからこそ、女の子に望まない競争を強いてしまう敵にも、その競争から救うヒーローにもなれるのでしょう。

私の母はアメリカからの帰国子女。大きくなっても私は毎日毎晩ハグされて、「かわいい!大好き!」と言われて育てられてきました。今考えれば、うちの母は立派なヒーローなのかもしれません。