11月25日(月)【体罰】
小児看護学概論で、「体罰によらない子育てをするためには」をテーマにクラスで話し合いをしました。
数分ディスカッションした後に、どんな意見が出たか、数人が発表しました。
出た意見をまとめると、
・母親のケア(周囲のサポート)が必要
・シッターさんや家事代行を頼みたくても、お金がないと使えない(結局お金がないと何も出来ない)
・社会的サポートがあってもどんなものがあるか分からない
・みんなで子育て(地域や家族にもっと頼れるのでは?)
そして、
・愛のムチ
という意見が出ました。
少しぐらいの体罰がないと、良い悪いの判断が出来ない子になる。自分達の幼少の頃、家族や学校の先生からの体罰は多少あったが、周りの子も変な風に育ってないし、むしろ良かったと思っている。
というのが発表した子の考えでした。
私たちの学年は現役生の10代から40代の社会人経験者がいます。
だからこそ、それぞれの世代の考えを知ることが出来ます。
ただ単に良い悪いではなく、一つの事柄に対して、様々な意見があるのだということを、自分達が看護をするときに繋げていかないといけないんだなあと改めて思いました。
世界には子どもへの体罰を禁止する法律をかかげている国が54か国あるそうです。
そんな中、日本は2020年に児童虐待防止法が改正されます。
ポイントは、児童のしつけに対して体罰を加えてはならないと明記されていることです。
「体罰」の定義は、これから厚労省が今後の指針で具体的に明確にするそうです。
どんな風に明記されるのでしょうか。
【写真は小学生のお子さんがいるクラスメイトが、子どもに読ませて良かったよ!と教えてくれた本です。】