11月22日(金)【世界を変えたセーラームーン】
こんにちは。小児科・産婦人科看護師のヤゴメです。
私が生まれた1988年は有名な野球選手がたくさん生まれた年で、年齢を尋ねられても
「ハンカチ世代です」
と、わりと答えやすいのです。
野球はちょっとわからない女性に尋ねられたときにはやはり、
「セーラームーン世代です」
と言うと、バッチリ想像してもらえます。
セーラームーンがあんなにも人気があった理由って、登場人物の中にひとりくらいは自分と重なる女の子がいたからじゃないでしょうか。私の場合は水野亜美ちゃん。ショートカットで真面目過ぎるところがそっくりで、セーラームーンごっこはいつも亜美ちゃん役でした。本当はうさぎちゃん役がよかったんだけどな。
そんな話をセーラームーンオタクの友人に話したら、もっと深い話が。
「セーラームーンってあの時代にしては先進的で、LGBTの人がたくさん出てくるの」
たしかに、初期の敵キャラにはゲイっぽい人がいたし、セーラーネプチューンのパートナーって、セーラーウラヌスだった気が。
渋谷区のパートナーシップ条例が成立したのは2015年で、私たちはいわゆる「結婚適齢期」のど真ん中。実はセーラームーンが私たちに「LGBTは普通のこと」と刷り込んでいた結果だったりして。
「おジャ魔女どれみ世代」が過ぎて、今は「プリキュア世代」。昨年のアニメでは、帝王切開が決まったお母さんが「つまずき」と発言したのに対して、産婦人科の先生が「立派なお産」と応えるシーンがあって話題になりました。今の女の子たちが子どもを産む時代には、お産スタイルはもっと自由になっているのかしら。