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9月18日(水)【会いたかったー!①】

9月16日(月・祝)に学研メディカル秀潤社が主催したジーン・ワトソン博士の「ヒューマンケアリングの実践と教育」セミナーに行ってきました。

看護の理論家について学ぶ授業があり、数多い世界の理論家の中からわたしがもっと深く理論について知りたい!と思ったのが、ジーンワトソン博士です。

日本語訳されている文献が少なく、数少ない著書を読むも、「哲学」、「人間科学」、「カリタス」など、きちんと意味を理解できていない文言で書かれていて読んで理解した気になっていたわたし。

しかし、実際に高いお金を払ってお話を聞いて、もっともっと深く知りたいと他の授業より意気込んでいるのです。(とはいえ、16,200円は学生には高すぎな参加料、学生料金があると嬉しいのに!!!)

ワトソン博士は、医学マインドな看護師や、ただ医療技術が発達するだけでは、看護の質に限界があるとし、人間的側面からヒューマンケアの大切さを提言されています。

理論を理解する中でなによりも大事だとされているのは、カリタスプロセス10個。このカリタスプロセスが、理論の根源なのです。また、カリタスというのは、ヒューマンケアリングを愛とより深い倫理的な意味で結び付け、ヒューマンケアリングの貴さと、もろさを称えるラテン語由来の言葉です。このカリタスという言葉が使われていることから、ワトソン博士の人間的側面や、愛を持って人と触れ合うという大事さが感じられます。

そんなカリタスプロセス10。調べれば調べるほど意味を理解することが難しく、セミナーを通して、私なりに下記のように解釈しました。(あくまでも私なりにです、解釈の違いなどはこれから学び続けるのでご了承ください)

1. 自分と他者への思いやり⇒誰かの前にまずは自分をケアリングする.それによって他の誰かに対してもケアができるようになる

2. 自分を信じる、希望を持つ⇒私自身、この場に偽りなくいることで希望や信仰が持てるようになる.今苦しく、死を迎える人でも誰にでも存在している

3. 感受性、覚醒!⇒自分自身をどう成長させるか.自分の感度を高めることで、他の人に対して検知できるようになる

4. 助け合い精神、信頼⇒患者さんは病室のドアをあけて入ってきたあなたを見て、信じられる看護師かどうか見極めている.互いに信頼し、助け合い、人間関係を築いていく

5. プラス・マイナスの感情⇒心のざわつきや、心の声はNだけが聞いてくれる.一定空間というただの存在ではなく、心から存在し、耳を傾けることで、場合によっては患者さんは話を聞いただけで泣くことだってある

6. 問題解決!⇒医学的看護から一歩進み、人間の中にある光を武器に自分自身を使いこなして問題解決する

7. 相互学習⇒カリタスプロセス⑥を使いこなして、相手の中身全てを理解するのを助けるためにさらに踏み込む、ただ理解しただけではない

8. 全体的な環境整備⇒患者さんとの距離、空間、授業でならった環境整備だけではなく、『声の出し方』、『触れるときのタッチの仕方』、『寄り添い方』など、治療やケアだけではない、患者さんのヒーリングにつなげるための環境整備

9. 生命の神秘に敬意を⇒人に触れることができるのは肉体だけではない.心・身体・スピリットに触れるのである

10. 奇跡はある!実現できる!!⇒私たちはあらゆるものを理解して、全てを知っているわけではない!未知なるものがあるということを理解して受け入れた先に新しい何かが見える

カリタスプロセスを理解した上で、今私たちにできることはなんだろうと考えました。

つづく

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