6月20日(木)【悪性新生物ってなに?】
医療や健康にまつわる統計調査を見ていると、必ず出てくるのが「悪性新生物」という単語。日本人の三大死因も1位が悪性新生物、2位が心疾患、3位が脳血管疾患となっています。
私がこの「悪性新生物」という言葉を知ったのは、看護学校の「公衆衛生」か「統計」の授業でした。教科書に書かれた「悪性新生物」という文字、いろいろ想像できますよね。
「悪性新生物」ってなにかというと「がん」のこと。胃がんも大腸がんも肺がんも……すべてひっくるめて「悪性新生物」です。だから、毎年、日本人の死因の第1位がぶっちぎりで「悪性新生物」になるわけです。
では「心疾患」はどんな病気をさすのか? 答えは狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈などを指します。「脳血管疾患」は脳出血、クモ膜下出血、脳梗塞などいわゆる脳卒中を指します。
疾患の分類の仕方や名前のつけ方って、結局は体のどの箇所で起きているか、細胞がどう変化したのかがもとになってつけられているんだあと統計調査を読んでいて改めて感じました。