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5月30日(木)【給食、かなり進化してます】

年に1度、娘の小学校で開かれる給食の試食会に行ってきました。自由参加の試食会ですが、50名以上(全校で400名くらい学校です)の保護者が参加。この試食会の目玉は292円を払って、子どもたちと一緒のメニューの給食を食べられるところです。

人気メニューは沖縄の郷土料理

この日のメニューは
・ししじゅうしい(昆布と豚肉の炊き込みご飯)
・イナムドゥチ(白みそのお味噌汁)
・卵焼き
・切干ときゅうりのごま酢あえ
・牛乳


なんと沖縄の郷土料理が2品も入っています。

この給食レシピはすべて「クックパッド」https://cookpad.com/kitchen/12270765 で見ることができるので自宅で給食を再現することも可能です。しかもメニューは沖縄料理だけでなく、日本各地の郷土料理から世界中の料理までメニューも幅広い! 給食は進化しています。

月曜にスペシャルメニューが多い理由

もちろん給食を食べただけでなく、献立を作ってくれている管理栄養士さんのお話を聞く時間もあって、そこでとっても愛情深い気配りを知りました。それは 休み明けの月曜には、子どもたちが喜ぶメニューを必ず入れていること。「カレー」「白玉フルーツポンチ」「りんごのヨーグルトケーキ」などなど、子どもたちが好きなメニューを必ず月曜にいれるそうです。

きっかけ「月曜日は学校に行きたくない」という子どもたちの話を聞いたこと。それで考えたのが、月曜にスペシャルメニューを出すこの仕掛け。「休み明けの月曜は憂うつだから、せめて給食で楽しみを作ろう」という思いから始めたといいます。こういうことを考えられる先生、ステキだな~と思いました。確かに「白玉フルーツポンチ」が月曜の給食に出たらそれだけで1日テンションあがりますもんね。

ほかにもある!ママの知らない給食事情

管理栄養士さんはほかにも保護者の知らないことたくさん教えてくれて、そのたびに教室中から「へえ~」の声が出ていました。ちょこっとだけ紹介しますね。
◆給食を盛る器は強化磁器という素材でできていて、区のオリジナルデザイン。平皿1400円。ごはん茶碗1000円。小鉢800円。(←わりと高い)
◆毎日、校長先生は「検食」といって最初に給食を食べ、味付けや盛り付けについて感想を言ってくれている(←この話を子どもたちにしたら「毒見だね」と言われたとか)
◆フキ、ワラビなど、東京ではなかなか手に入らない旬のものを副菜にいれるようにしている。(←あく抜き、皮むきも朝からやるそうです)
◆1食の予算は約13万円。これで400名分をまかないます。(←うち牛乳だけで約2万円。メロンをデザートに出すと約3~4万円がふっ飛ぶので、食費のやりくりが大変だとか)
◆カレーの辛さは、4月はかなり甘め。だんだん辛くしていく。(←新1年生の味覚に合わせるためほとんど辛味をいれない。ちなみに給食デビューのメニューは「カレー」と決まっている)
◆給食に「仕込み」という言葉はない。食材は朝、業者が持って来てくれて、その日のうちに使い切るのがルール。そのため大雪の日など、交通機関が乱れると食材が運ばれてこないためメニューがかわることがある。(←米はあるので、究極のメニューは「おにぎり」だそうです)

こういう話を聞いて、管理栄養士さん、調理師さんたちには頭が上がらない気持ちでいっぱいになりました。

お弁当を作ったからこそわかること

ちなみに今日は遠足のため給食はお休み。朝からお弁当を作りました。昨日、あんなにいい話を聞いて心を入れ替えたはずなのに、我が家のお弁当のおかずには冷食が……。管理栄養士さん、ごめんなさい。

給食のありがたさって子どものお弁当を作るようになってみないとわからない…そんな気がした木曜の朝でした。

※学校での撮影は一切禁止のため、小学校の給食の写真は掲載できず……。写真は保育園の給食です。保育園でもカレーは一番人気!