【看護師資格をとるまで③】
育休中のワンオペ育児に限界を感じていたある日のこと。長女の検診で保健センターに行った帰りに「子育て中の方どなたでもどうぞ♪」という貼り紙がしてある施設をみつけました。
すんなり入っていけると思いきや、子供を抱っこしてはじめて入る場所というのはなかなか勇気がいるもので、ドアの前でモジモジすること数分……。中から保育士さんが「はじめて??」と言って中へ入れてくれました。
そこは「つどいの広場 馬橋」という平日の昼間だけあいている子供とお母さんの遊び場。おもちゃも充実していて、子どもたちは自由に遊ぶことができます。保育士さんもお母さんたちの話し相手になってくれたり、トイレにいくとき、お茶を飲みたいときは子どもをみていてくれるので、親子ともにリラックスできる場所です。
お恥ずかしい話ですが、長女を生んでから初めてせかされることなくトイレに行ったのも、コーヒー(インスタントですが生きていて一番おいしかったコーヒー)を味わうことができたものこの場所でした。
そして、私たち親子は翌日からココの常連に。初めてママ友ができたのもココででした。そして、ココで出会った仕事ではなかなか出会うことができなかったであろう職種の方たちとの付き合いの中で、年をとっても役に立つ看護師の資格をとることに決めたのでした。
”決めた”といっても、この時点で知っているのは私と長女(毎日相談していましたが、0歳児なので認識していたかは微妙)だけ。まずはネットで学費の安い学校を見つけ、試験科目、学校のある場所などを調べていると…「都立の看護学校」という選択肢が。。ところがこの年の社会人入試(小論文+面接)の願書締め切り日はすでに1週間後に迫っていたのです。
(→4月4日に続く)