包括的性教育を学んでいる中で、「やってしまった……。」と反省した件について。
バウンダリーという言葉を聞いたことがありますか?
バウンダリーは日本語訳で境界、境界線という意味です。
包括的性教育を伝えていくうえで、このバウンダリーという言葉は、「自分と他者との境界線」を意味するものです。
私自身も常に相手の境界線に入りすぎていないかな?と念頭におきながら話をしたり、行動したりすることが増えてきました。
境界線ということを子どもと話したいときに、見るのはこの『Consent for kids』というyoutubeです。
動画内では、ハグが好きなら誰とでもハグしていいのか?という問いがありますが、それは違うと説明されています。
ハグが好きな人もいれば、苦手な人もいる。
では、ハグしたいときはどうすればよいのか?
ハグをしていいか相手に聞けばいいのです。
相手に確認するというとても簡単な方法で、相手の境界線を知ることができるし、勝手に踏み入ることをしないで済むのです。
そんな、境界線。
しかしながら、先日同じ包括的性教育を学ぶメンバーと話していたときに、相手の境界線に入り込んでしまったのです。
二人で会話しているときに、うれしい気持ちが昂ってしまい、ふと確認せずに相手の腕をにぎってしまったのです。
その瞬間、サッと手を振り払われたように感じましたが、会話はそのまま続きました。
私の頭の中は、「やってしまった……。」という思いでいっぱいでした。
日々、包括的性教育を学んでいるにも関わらず、相手の境界線に踏み込んでしまうなんて……。
もしかしたら、相手はたまたま手を振り払ったのかもしれない。
でも、自分の身体に触れられることが苦手な人はいる。
「うれしくてうれしくて握手させてください。」と今なら言える。
包括的性教育を学んでいながらも、そんな間違いをしてしまうことだってある。
まずは、その仲間と話してみたいと思います。
相手に素直に伝えて、同じことを繰り返さないように、日々学んでいるのだと自分に言い聞かせようと思います。