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12月20日(金)【パパのおっぱい】

こんにちは。小児科・産婦人科看護師のヤゴメです。

めずらしく人前でお話しする機会をもらいました。テーマは性教育。ご存知の方も多いと思いますが、日本の性教育は世界と比べて本当に遅れているんです。話終わったあと、どこかの会社の社長さんなのかと思うほど、素敵でダンディーなおじさまが話しかけてくれました。

「じつは6歳の娘がいるのですが、私の胸を触らないと眠れないんです」

衝撃告白!?

聞けば、娘さんが小さいうちから寝かしつけはパパの担当で、胸を触りながら眠るのがずっと当たり前だったそう。

ユネスコやWHOは世界的な性教育基準として『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』を出しています。そこには5~8歳の子どもたちに教えることとして、「良いタッチと悪いタッチがあること」や「悪いタッチをされたときにどうしたら良いか」があげられています。今回のご相談のケースでは確かに、「これは悪いタッチだよ。パパは嫌な気持ちになるんだよ」と教えるべきなのかもしれない。それに、幼児期後半の子どもにとって、ルールについて学ぶことは大切だし。

一方で、ずっとパパが寝かしつけていたのであれば、絶対に自分を裏切らない安全基地としてのパパの象徴が「パパのおっぱい」なのかもしれないし、触ることが入眠儀式になっているのかもしれない。いますぐ、パパのおっぱいを奪わなくてもいい気がする。

いろいろ考えてもいい答えが出てこないし、おじさまは終始ニコニコしながら相談するので、私は心の中でこう答えることにしました。

「私の母が言った名言があるんです。子育ては失恋の連続だそうですよ」