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7月23日(火)【なんと呼べば?】

 認知症について取材しているフォトジャーナリストの方とお話したときに冒頭(写真)の問題を出されました。コレ、認知症の方の正直な気持ちだそうです。

答えは

わたしたちのことを 患者 と呼ばないでほしい。

39歳で若年性アルツハイマー病を宣告された丹野智文さんは、”病院から外に出ても「患者」と言われるのはおかしい”と著書「丹野智文 笑顔で生きる-認知症とともに生きる-」(丹野智文、奥野修司著/文藝春秋者刊)で言っています。

 「患者」という言葉。医療者からみると便利な言葉で、名前がわからないときや呼び方に困ったときに使いがちです。「患者」「患者さん」と呼べば、間違いがないから。病院の外で過ごすことが多い認知症の方が日常生活の中で「患者」と呼ばれる違和感は、少しでも想像すればわかるはずなのに、想像すらしませんでした。

では、なんと呼ばれているかを見てみると…。

公益社団法人「認知症の人と家族の会」  

一般社団法人「日本認知症本人ワーキンググループ」

  などなど、「患者」という言葉は出てきません。

「患者」という言葉、当たり前すぎて何も考えずに使っていることが多く、この話を聞いていろいろ反省しました。

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